誰でも年齢を重ねるごとに、お顔のたるみやシワが気になります。表情筋を鍛える事でたるみやシワは改善されることも多いのですが、今すぐに消すことは困難です。そんな時に一瞬でたるみやシワを無くしてくれるテクニックがリフトアップテープです。今回はテープを用いて頬ライン・首のシワ・ほうれい線(鼻の両脇から唇の両端に伸びる線)を消す貼り方と注意点をご説明します。
まず、テープを貼る前に頬の筋肉についてご説明します。頬は耳の位置がリフトアップの目安です。図解するとこんな感じです。
この方向をイメージしつつテーピングをすれば、頬を引き上げながら自然な表情を表現できます。また、唇の両端も上がるので表情も愛らしく若々しくなります。どの部分をどのくらいリフトアップしたいか確認しつつ、テープを張る箇所をお決めください。
▼使う道具はこちら
・テープ(私は伸縮性ありと無しの2種類を使い分けます)
・ウィッグネット
・クリームファンデーション
・ヘアピン
使用するテープは若干伸縮性のあるのもの方が効果的で、お肌にも優しいと思います。テープの色は無色かベージュがおススメです。テープの太さは使う方の好みにもよりますが、私は2cm程の気持ち太めのものを使っています。
テープを貼る位置や量は個人差がございますが、40代以上の女装子さんの場合、私はこの位置をベーシックとしています。頬ラインとほうれい線は、顎から耳上の延長線上(※)にテープが交差するように貼ります。首も耳たぶ下あたりから※に向かうように引き上げます。
肌部分のテープを色付けするクリームファンデーションは(ご使用になるテープの色にもよりますが)濃いオークルが肌馴染みが良く、シャドー効果も得られます。
頬に貼った部分のテープの端が剥がれそうな場合には、肌に貼る側のテープの端を丸くカットすると剥がれにくくなります。テープを貼るとウィッグネットがずれやすくなります。額部分を少しテープで固定すればネットのずれ防止になります。
女装外出時はテープの摩擦でウィッグ本体がずれる事もあります。テーピングをした後に、ウィッグネットをもう一つ装着して、テープとネットとウィッグをヘアピンで留めればバッチリです。ウィッグネットが1つしかなければ、ネットとテープをヘアピンで留めて下さい。風で髪の毛が揺れるとテープがチラリと見えてしまうことも。ヘアピンでこめかみ部分を押さえるように髪の毛を押さえて下さい。
リフトアップテープはたるみやシワをカバーすると同時に、小顔効果も得られて嬉しいことが沢山あります。ただし、肌を何度も長時間引っぱり過ぎると、たるみやシワが増える可能性があるので使い過ぎにはご注意下さい。